元板前の学校給食調理(プロ用)

今年度いっぱいで給食が廃止となる事になりました。 最後の記録を記すことにしました。

<給食 3学期 その6>うずらの卵・給食誤飲事故と救急処置。

・豆腐のうま煮丼
うずらの玉子
・えのきのスープ
・中華サラダ

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・豆腐のうま煮丼

 豆腐稼ぎ

麻婆豆腐と同様に、豆腐の煮崩れかたと、豆腐の煮え具合調理師の程度がよくわかる

 まあ、崩れ豆腐の質釜の状況によってかなり左右される事もあるのでそこまで宛にならないけど、煮えすぎていているのは作り手の責任

 

 野菜の火の入り方については言うまでもない。
特に白菜もやしあたりは程度がよくわかる。
ニンジン等を下茹でしていないのは論外

大量になるほど下処理は重要。

肉を別炒めして取り上げて置くとかはやって欲しい。

 

 今日のは豆腐はちょい崩れだが火の入りは良い感じ、白菜も程よく食感が残っていた。
成功例と言って良いでしょう。

 

 

うずらの玉子

 結構、人気メニュー
醤油(黒)、塩(白)、中間(茶)、カレー(黄)味の4種が定番。
用途によって使い分ける。

給食での窒息事故例もあり、出す出さないは学校に委ねられている
人気があるので出来れば出してあげたいが、別に無くても困りはしない

 (絶対に出さない栄養士ともやったことはある)

 

・えのきのスープ

特に無いが野菜の火の入り方が良かった
スープに限らないがビビって野菜を早く入れるのはでありだ。

 


・中華サラダ

 特に決まりは無いが、胡麻入っているかどうか程度曖昧なメニュー。

余程困った時以外は使わない方が良いやっつけネーム

春雨サラダと、春雨スープ同月中に行う時に名前が被るのでごまかす為に使用するのは黙認している。

 

 内容も春雨サラダとほぼ同じの場合もよくある。
揚げたワンタンの皮とかが入ったりもする。

 

 曖昧だけに人によって差の出るメニュー
好みの差があるので何とも言えないが、子供向けの際酸味辛味弱くしたい

 

 

 スイートチリソースで割っただけで東南アジア風のサラダ言い張れなくも無い

ホントは香草、ナンプラー、レモンとかが妥当なんだろうが、そんなものは食べてくれない

特にナンプラーはえらい目にあったと耳にしているので、使うのは避けている

ただ、アンチョビエビの塩辛などの、魚介臭さが欲しい時にナンプラーをチョロっと入れると若干それっぽくはなる。

 

 

 

>まとめ

(以下、長いので読まなくても良いです。)

 

 今日は給食の)誤飲事故について改めてちょっと調べてみました。

(高齢者の誤飲事故は除外しています)

 

 一般的には食物での窒息と言うと、餅・団子・ごはん・寿司・こんにゃくゼリーなど。

子供はピーナッツ・ミニトマト・ブドウ・飴など。

 

 

 給食で有名なのは、パン、白玉、プラムの種での窒息死。

 

 白玉事故は2010年、2012年。

割と最近だと思っていたのですが、もう10年経つのですね。

http://kitasenju-law.com/shintyaku/news-detail.php?id=3

https://www.city.tochigi.lg.jp/uploaded/attachment/16282.pdf

確かに、献立的には常識を外れたとは考えにくいです。

 

 ただ、一つ思うのは「市販品の白玉(冷凍)はちょっと固い」です。

自校作成で特に豆腐でも入っている白玉は結構柔らかいです。

多少喉に張り付く事はあっても、のどに詰まる確率は低くなるとは思います。

 

 私はそこまで考慮の上、団子の硬さを出来るだけ軟らかくしているがそれに気が付いている人などいないだろう。

私のやる事には大抵2つ以上の理由があり、常に自分の中での多角的な視点で捉えるように戒めている。

だた、給食に入ってからそれらに理解を出来た人は管理職を含めごく少数です。

大抵は「そうですね」とか「専門外だから」「栄養士さんと」とか言うのが限界のようです。

「職人さんだから」と言って、私を拘りのある人だとして自信を正当化しても意味は無いと思うのですけどね。

 

 

 何でも怖がって避けるのも愚かだと思うが、事故が起きるまで無策なのも愚かだ。

 

常に多角的に考え、起こりえないと思われる事故まで視野の片隅くらいに置いておくのが危機管理って物だろう。 

(この前の米粉団子は、ちょっと固かったのでドキドキはしていた)

 

 

 何度も言うが裁判に勝っても、補償を貰っても、責任の所在が誰にあろうと死者が生き返る訳では無い

 

これは、被害者、管理責任側どちらにも言いたい。

 

 

 パンの早食いは何とも言い難い。

中学生がフードファイトブームの終焉をもたらして、TBSが困っていたと記憶しています。

 私も子供の頃、牛乳の早飲みくらいは皆やっていた。

高校時代にはハンバーガーを一口で食べる友人もいた。

実際に死亡者が出ている「食べ方が大きく影響しているので気を付けよう」としか言いようがない。

 

 

 プラムをの種を飲み込む事は、想像しづらいが事前に注意していたとも言うし、どう防げたのかは何とも言えない。

 

 先ほどは「避けるのは愚か」と言ったが、特殊学級の場合は程度によって判断は難しいと思うけど「多くに於いてとにかく避ける」のも間違いでは無い気がする。

 

 特殊学級のある学校にもいた事もあり、教員にも児童にも触れ合う機会はあったが、教員は普通の担任かそれ以上に頑張っている事が多いようにも思えたし、目を離している事など考えにくいがそれでも児童の行方が分からなくなったりすることは稀にあった。

それに児童もどの部分が特殊なのか表面上は分からない児童も少なくない

むしろ、普通の児童より良い子と思える子もいるくらいだ。

 

いくら、特殊学級担当の教員とは言え事故を予測するのは難しい気はする。

範囲を制限するのも手段の内なのかもしれない。

 

 

 ただ、共通して言えるのが通報のスピード(異物が喉に詰まった場合の)応急処置瞬発力だろう。

 

 仮に、事故が最悪の結果となっても、被害者を慰め諦めさせる要因にはなり終生の拠り所にもなる可能性だってある。

事故の全てに於いて事後対策防止策並とても重要な事だと思う。

 

 

 私は異臭がしたりするととりあえず管理職に報告するように言う。

皆、調理員はポカンとしてるし、管理職もさして気に留める風も無い危機管理の欠落と私は考えている。

 

 とある日、塗装工事吸引危険な薬剤を換気扇の吸気口の目の前で、しようしていた事がある。

給食室にガンガン吸気していたので、シンナー臭に気持ち悪くなって校内を調べ工事が原因だと断定したが、工事業者は問題無いと言っていたが薬剤の缶に思いっきり吸引有毒と書いてあった。

管理職には報告したが、その後何もない。

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 とある日には、家庭科室炊飯を失敗して大焦がししたそうだ。

これも距離は離れていたけど吸気口の近くだったのでかなり焦げ臭かったが、誰も対応しようとしない

私が言ってようやく栄養士が校内を見回り原因が判明した。

調理場で焦臭さは重要な注意点なのだが、誰一人として気が付かなかった;;

 

 

 お役所ってのは大多数は、それなりに事が起きてからでないと対応できないらしい。

(大量に皿を割ったとか目に見える被害に大騒ぎするが、目に見えるものなど被害はたかが知れているので順を追って対処すればいい)

(むしろ、目に見えない危機意識の低さの方が怖い

 

 

 隣の住宅が火事なのか、校内が火事なのか、また問題無いのか。

極端に言えば、結果はどれでも良い

 

 

 とにかく初動が早ければ被害が小さくなるのが当たり前だし、その時点ではそれしか出来ない。

 

 事故が起きたか、起きてないか、被害が大きいか小さいか初動に於いては問題では無い。

 

何度未遂が起きようとも、その度に最悪の事態も踏まえて軽く身構えるくらいは、人様の子の命を預かる立場にある以上しなければならないと思う。

 

 ある程度の原因の断定と、専門家への報告・通報以外に素人に出来る事などあまりない

 

 

 

 話は逸れたが、瞬発力

 

・通報のスピード。

とりあえず、通報すればいいのに教育委員会への報告とかが面倒なのかな、と思ってしまう。

事故後10分以内に通報出来そうなモノですけどね。

(それじゃ既に間に合わないかもしれないけど・・・。)

近隣に迷惑が掛かりそうならば、サイレンの音は近くになったら消して欲しいと言えばやってくれるそうだが今はどうなのだろう。

(以前の学校はそうしていた)

学校に来てみて事故が無く怒る救急救命士などいない気がするのだが。

 

 

・応急処置

学校には養護教諭がいますので伝えるだけで、その後の対応は完璧なはず。

異物が喉に詰まった場合の応急処置など基本です。

もしかしたら、それ以上の事が出来るかもしれない。

仮に養護教諭が早急に見つからなかったら、それこそ無条件で救急車に通報するしかない。

 

 

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 とにかく

心停止は5分呼吸停止は15分イムリミットなのは決定済み

(10分経過で蘇生率0%らしいので、10分以内とは書きづらい)

 

 

 

 私は天災災害サバイバルの本を読むのが好きなので、世間で言われている常識は把握しています。

救急救命講座にも何度も自主的に参加していて、AEDの使い方知ってはいますがしばらく行ってなかったので確認がてら色々調べてみました。

 

 ネットでの最新版は2015年のようですが、基本はあまり変わっていませんでした。

(5年毎に更新されているようなので今度のは今年かも。)

曖昧だった基準が明確化され具体的に解りやすくなってはいますが、結局のところ1度は実際に救急救命講座に参加しないと、あまり意味は無い気はします。

 

 

 異物が喉に詰まった場合の応急処置は。

(とりあえずは咳をするように促す)

 

 大昔は、背部叩打法

背中を強めに叩く昭和な奴。

乳児、超高齢者、妊婦はこれが良い。

 

 昔は、腹部突き上げ法 

背から抱えて横隔膜を圧迫する。

私はこれで習った。

 

 現在は、両方交互

5回づつだそうです。

(知らなかったです)

 

 呼吸も大事ですが、とにかく最も大事なのは心停止

 

 学校はAEDがあるけど、いきなり使うのは厳しい

焦ってもいるだろうし、準備してから説明を聞きながらで実際に開始するのに事故発見後3分以内に行える人など稀だろう。

(プールや海水浴の救助員は2分以内に開始するらしい)

 

とりあえず、速攻呼吸の確認胸骨圧迫を絶えず行い時間を稼ぎつつ、その間に他方がAEDの準備をするくらいが一般的には限界だろう。

教員は年1回くらいやっているだろうから普通の人より早いと思います。)

(給食調理員は救急救命研修は無い)

 

 

 人工呼吸も有名だけど、とりあえずは心停止の方が優先だそうです。

 

 

 私も、交通事故現場意識の確認気道の確保はやったことはあります。

 

 あまりビビる事もない性格と言うか、ピンチになっても考えを巡らす事が止められないタイプなので、周囲の安全確保と救急通報を頼んでササっと対応しました。

(その時は他人事なので出来たけど、自分が加害者だったら周囲の安全確保は忘れそうな気はした。)

 

 

 バイク事故で被害者(?)は鼻と口から出血していて意識は無くピクピクしていたけど、呼吸はしていたので、あまり動かさないよう気道確保して他の人に通報してもらってそのまま引き継ぎました。

 

 呼吸停止していたら、私が胸骨圧迫しなければならなかったのでしょうがやらなくて済んでホッとしました

(あのままやったら、そこらから血が噴き出してきそうだった)

(あと、胸骨圧迫って骨を折ってしまいそうで怖い)

 

とにかく心臓が止まっていては話にならないってのはマニュアルでわかっているけど、本当にあのまま胸骨圧迫して出血多量で死んだら私の責任になりそうで怖い

脳卒中ぽくってもとにかく胸骨圧迫だそうです)

 

 

 その後しばらくは死亡記事も出なかったのでとりあえず即死はしなっかったようでしたが、数カ月~は道路に血の跡が残り続けていました。

血液ってなかなか消えないって事だけは実感しました。